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「こたろう」のたい焼き 奈良市・「奈良町」




近鉄奈良駅から南に約15分、JR奈良駅から東に約20分歩くと、

奈良町(ならまち)」という一帯に入ります。




この界隈は、

元興寺を中心として、

書道の美術館や老舗の和菓子屋さん、

雑貨屋さん、町家を改装したカフェやギャラリーなどが建ち並び、

古い町並みも残すこの町には今も多くの人が散策に訪れています。



がんごう‐じ【元興寺】 
(ガンゴジ・ガゴジとも)奈良市にある寺。718年(養老2)飛鳥寺(あすかでら)(法興寺)を平城京に移してからの称。南都七大寺の一つ。奈良時代は三論・法相の教学の一方の中心として栄えたが、平安後期以降は智光の住房であった極楽坊(房)が信仰の中心となる。現在は観音堂系譜の寺(芝新屋町、華厳宗)と極楽坊系譜の寺(中院町、真言律宗)とがある。新元興寺。広辞苑より





この「奈良町」の西に、

2009年4月、たい焼き屋「こたろう」がオープンしました。

お店の住所は奈良市小太郎町です。


 


↑こたろう

奈良市小太郎町






店主は元コピーライターの井上研一さん(58歳)。



 


↑店主・井上さん
 






東京から家族と共に築80年という奈良の町家に移り住み、

ご主人の井上さんは「たい焼き」(不定休、10時〜20時)を、

ご家族の方は天然酵母パンや焼き菓子(水木金土営業、11時〜売切れまで)を

作っていらっしゃいます。


 



一丁焼き






作家の深沢七郎(ふかざわしちろう、1914〜1987)が晩年、

「今川焼き屋」を始めたことに井上さんは若いころから共鳴していたということで、

自分はたい焼き屋を始めようと4年前に思い立たれたようです。



ふかざわ‐しちろう【深沢七郎】 
小説家。山梨県生れ。土俗性豊かな、反近代主義的作風に特色を示す。「楢山節考」「笛吹川」「風流夢譚」など。(1914〜1987)同





ここまで書くと店主にいろいろ尋ねたようですが、

実は店内に2010年1月13日付毎日新聞奈良面の切り抜きがおいてあり、

その記事を元にこのブログを書いています。



 


↑ケンズ井上というペンネームで
本を出されています。






昔ながらの製法「一丁焼き」で、

鋳型を何度も回しながら手間ひまかけて焼かれるたい焼き、

焼き上がるまで少々時間がかかります。



そんな昔ながらの手仕事をじっと見つつ、

記事も読ませていただきました。


少々待ちましたが、

焼いている姿を見ることも楽しみのひとつですね。



 



「こたろう」のたい焼き


たい‐やき【鯛焼】 
鯛の姿をした鉄製の型に、水に溶いた小麦粉を入れ、
餡(あん)を挟んで焼いた菓子。同

 





生地は、卵を使わず小麦粉と少々の上新粉を混ぜて作られています。


毎朝井上さんが小豆をたかれ、そのあんが無くなるとその日は終了ということです。


たい焼きはひとつ100円です。




ビジネス街を歩くと疲れた感じのサラリーマンとよくすれ違いますが、

井上さんは見るからに楽しそうで生き生きと仕事をしていらっしゃいます。

同時に、魅力的な人だと思いました。



 





 



若草山山焼きでの花火
























篆ゴム印(てんごむいん)の「和玄堂

ねいらくあん
 





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