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養老孟司講演会「マンガの解剖」





講演ポスター 
 養老孟司氏を館長として、

 2006年11月に

 京都烏丸御池にオープンした

 「京都国際マンガミュージアム」は、

 いつも多くの老若男女で賑わっています。







昨日、京都産業会館において、

養老氏による「マンガの解剖」と題した講演会があり、

聴きに行ってきました。


北は岩手、南は香川から来られている方もいて、

多くの人が養老氏のテンポよい話に聞き入りました。




日本でなぜこのようにマンガが発展し、

人々が親しんでいるのか、ということの理由として、


日本の漢字に「音訓読み」という特質があることをあげられました。





日本人にとって、音訓読みは当たり前のものなのですが、


外国人にとっては本当にやっかいなものらしいです。




例えば「重」という漢字が、

「じゅう」となったり「おもい」となったり「かさなる」となったりすることが、

日本人にとっては当たり前でも、

外国人には理解できないようです。


ひとつの漢字(図形)に複数の音を与えたのは日本人だけだそうです。





氏によると、


「重い」と書いた場合に、

漢字の「重」部分がマンガの絵にあたり、

訓読みのルビである「おも」という部分が

マンガの吹き出しの部分にあたるようです。



日本では「読み書きそろばん」とよく言われたように、

日本人は、最初に来るこの「読み」が感覚的に優れているようです。




また養老氏は、

人間にとって感覚というものが大切で、

本来は違いをとらえることが感覚であったのに、

社会生活を送る上で皆が同じような感覚になっていき、

イコールとなってしまう、と述べられました。





例えばチェーン店は、

どこに行っても、同じ味のコーヒー・おなじ味の料理を提供してくれます。


人々は、

事前に、それらが同じであるということを知っているからこそ、

それらを安心して味わいますが、

ここにも、つい「同じ」を求めてしまう人間の感覚がよくあらわれています。



皆が同じ傾向のものに流れれば流れるほど、

違いが分かるという感覚はどんどんと衰えていきます。





マンガ家に大切な能力は、

多種多様な現実の中からそこにある「違い」を鋭い感覚でとらえて、

それを表現する力といいます。

それがない限りいいものは書けない、と言います。




普段同じものを見ていても人によってそれをとらえる感覚は違います。


そのとらえ方が他の人より鋭くて面白いほど、

売れる作家になっていくんですね。




 
講演の様子





◇◇◇






京都国際マンガミュージアム

烏丸御池交差点の近く

京都市営地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」すぐ





   




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