「やまとうたは・・・」シール
- 2014.02.19 Wednesday
- 書画メモ
*2015年6月追記↓
「ミンネ」サイトにて、
このメモで紹介している「やまとうたはシール」を
しばらくの間販売していましたが、
それは休止し、現在は、
「SUZURI (スズリ)」サイトにて、
これを活用した他の商品を販売しています。
「SUZURI (スズリ)」の、
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*2015年6月追記↑
・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・
紀貫之による古今和歌集仮名序の、
その冒頭一節をシールにしました。
使い方は人それぞれだと思います。
この一節が昔から大好きで、
作りたいからとにかく作ってみました。
「やまとうたはひとのこころをたねとして
よろつのことのはとそなれりける
(やまとうたは 人の心を種として よろづの言の葉とぞなれりける)」
(シールの文字では、「つ」「そ」に濁点を入れていません)
わざわざ石に刻さずに、毛筆で書いたものを原版にして、
それをすぐにパッとシールにしてもよかったのですが、
自分自身がハンコとしても使ってみたいという考えもあり、
刻しました。↓
↑石に刻した印の印影を原版にしています
いかにも石に刻したというバリバリっ・カクカクっとした感じにはせず、
言葉の内容に合わせた、やわらかい和の雰囲気を文字にもたせています。
シールは本日よりミンネに置いています。minne は登録が必要です(すぐにできます)。
↑
1シート10片
シール大 (7.1×1.7cm) :5片
シール小 (5×1.2cm) :5片
2シートセットです
◇◇◇
やまとうたは
人の心を種として
よろづの言の葉とぞなれりける
世の中にある人 こと わざ 繁きものなれば
心に思ふことを 見るもの きくものにつけて
言ひいだせるなり
花になくうぐひす
水に住むかはづの声を聞けば
生きとし生けるもの
いづれかうたをよまざりける
力をも入れずして天地(あめつち)を動かし
目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ
男女のなかをもやはらげ
猛き武士(もののふ)の心をもなぐさむるは
歌なり……以下略
↑「古今和歌集仮名序」より
この「仮名序」は紀貫之の歌論として著名。
【古今和歌集】こきんわかしゅう
八代集・二十一代集の第一。勅撰和歌集の始まり。20巻。
醍醐天皇の下命により、紀貫之(きのつらゆき)・紀友則・凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)・壬生忠岑(みぶのただみね)撰。
905年(延喜5)または914年(延喜14)頃成る。
六歌仙・撰者らの歌約1100首を収め、その歌風は調和的で優美・繊麗。真名序・仮名序がある。当初、「続(しょく)万葉集」といった。古今集。
広辞苑より
【紀貫之】きのつらゆき
平安前期の歌人・歌学者。三十六歌仙の一人。
醍醐・朱雀天皇に仕え、御書所預から土佐守、のち従四位下、木工権頭に至る。紀友則らとともに古今集を撰進。
家集「貫之集」のほか「古今集仮名序」「大堰川(おおいがわ)行幸和歌序」「土佐日記」、「新撰和歌」(撰)など。(868頃〜945頃)
同
……人に対する知識の不足が
最もはっきり現われているのは
幼児の育て方や義務教育の面ではなかろうか。
人は動物だが、単なる動物ではなく、
渋柿の台木に甘柿の芽をついだようなもの、
つまり動物性の台木に人間性の芽を
つぎ木したものといえる。
それを、芽なら何でもよい、
早く育ちさえすればよいと思って
育てているのが
いまの教育ではあるまいか。
ただ育てるだけなら
渋柿の芽になってしまって
甘柿の芽の発育はおさえられてしまう。
渋柿の芽は甘柿の芽より
ずっと早く成育するから、
成熟が早くなるということに対して
もっと警戒せねばいけない。
すべて成熟は早すぎるよりも
遅すぎる方がよい。
これが教育というものの
根本原則だと思う。……
岡潔『春宵十話』より
◇◇◇
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篆ゴム印(てんごむいん)の「和玄堂」
篆刻住所印「寧洛菴(ネイラクアン)」
- 2014.02.19 Wednesday
- 書画メモ
- 19:31
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- by 手作り住所印のお店「寧洛菴」中谷和玄