円形の印
- 2010.03.29 Monday
- 印(篆刻など)メモ
銀行印や認印など、一般的によく使われるハンコは、
多くは円形であり、
「円形の印」というテーマは何となく違和感がありますが、
篆刻印の大半は四角形ですので、
このようなテーマにしました。
円形の印で思い出すのは、
洋画家・熊谷守一(くまがいもりかず、1880〜1977)の印です。
下の写真の長方形印は、
守一自刻の「守一」という篆書の印で、
彼はこの印を、
普通に捺す以外の方法でも使っていました。
↑守一自刻印
「守一」
それがこの下の使い方です。
印泥の蓋に朱をつけて、
円形を押してから、
その中に先の「守一」印を押しています(笑)。
これはいいアイデアですね。ひとつで2種類楽しめます!!
(^^)
下の写真は、最初から円形の印です↓。
↑
尾形光琳(1658〜1716)の印
「光琳」
↑
尾上柴舟(おのえさいしゅう、
1876〜1957)の印
「柴舟」
和玄も、円形の印を作って少し持っています。
「玄」 「寧洛菴」 「スマイル」
左の円形印の文字は和玄の「玄」です。
ただ、円は「輪→わ」でもありますので、「わげん」と読むようにしています。
紙に円形印をいくつか色分けして押し、
それを薄く加工してから、
コピーができる和紙に印刷して「手作り封筒」を作っても
まあまあいい感じの封筒ができます。
↑
建部巣兆の印
上の小さな出っ張りは何だろう?
シャンパンのコルク↑に彫ってもおもしろいかも
↑
これは近頃彫った1.5センチ角の書斎印
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- 2010.03.29 Monday
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- 21:08
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- by 手作り住所印のお店「寧洛菴」中谷和玄