松根東洋城のはがき
- 2009.02.28 Saturday
- 書画メモ
水取りや奈良には古き夜の色 松根東洋城
松根東洋城(まつねとうようじょう、1878〜1964)は、
夏目漱石に師事した俳人です。
正岡子規とも交流があり、「ホトトギス」に参加していました。
その後、俳誌『渋柿』を主宰しています。
東洋城の友人であった寺田寅彦は、
この『渋柿』に寄稿していたようです。
写真のはがきは、
東洋城が、
赤木格堂(あかぎかくどう、1879〜1948、名は亀一)に宛てたものです。
格堂は、子規門の歌人・俳人で、
衆議院議員でもありました。
はがきの差出人名には、
松根豊と書いてありますが、
東洋城の本名が、豊次郎というからです。
「豊次郎」と「東洋城」、似てますね。
3月1日から3月14日まで、
奈良二月堂では、今年もお水取りが行われます。
今年で1258回目です。
ひときわ大きな松明は、12日に上堂します。
ずいぶん早めの時間に並ばなければ、
前の方には行けないようですよ。
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〔文人愛用味わい住所印ギャラリー・15――俳人・松根東洋城〕
和玄メモ↑
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まつね‐とうようじょう【松根東洋城】
俳人。名は豊次郎。東京生れ。京大卒。
夏目漱石に師事。
初め「ホトトギス」に拠り、
のち「渋柿」を創刊。
著「俳諧道」「黛(まゆずみ)」
「東洋城全句集」など。(1878〜1964)
広辞苑
しゅに‐え【修二会】
寺院で、陰暦2月初めに国家の隆昌を祈る法会(現在は3月)。特に、3月1日から15日間修される東大寺二月堂の法会は御水取りの行事が12日に組み込まれていて有名。修二月会。[季]春。同
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奈良「猿沢池」の会津八一歌碑
文人愛用味わい住所印ギャラリー・17 歌人・吉野秀雄
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