Entry: main  << >>
「源氏物語千年紀展〜恋、千年の時空をこえて〜」
 京都市中京区三条高倉にある「京都文化博物館」では、博物館会館20周年と源氏物語の千年紀を記念して、展示約160点にのぼる「源氏物語千年紀展〜恋、千年の時空をこえて〜」が開催されています(6月8日まで・展示替えあり)。






 源氏物語が書きはじめられた年や、完成した年は不詳ですが、作者である紫式部の日記によれば、寛弘5年(1008年)には宮中で源氏物語が評判になっていたようで、今年を千年紀に設定したそうです。

 おおきな特別展ということで人が大変多く、ひとつの作品の前に絶えず10人くらいいる感じでした。改めて源氏物語の人気を感じることができ、今では18種類の言語に翻訳されているようですよ。

 屏風、画帖、絵巻、蒔絵、貝あわせ、源氏物語の写本、版本や、藤原道長筆「御堂関白記」、伝藤原行成筆「和漢朗詠集」など、本当に貴重で多彩な美術品が展示されています。

 特に書はゆっくり見たいのですが、やはりあまり前に立ちはだかる訳にもいかず、全体を4周していると気付いたら4時間経っていました。

 絵画には物語の名場面が描かれいるわけですが、恋愛の機微が人物の表情によく現れていて、いつの時代も変わらないなーと思うと共に、当時は想いを寄せる人に書で和歌や手紙をしたため、短い中にもいろいろ意味を込めたりして恋愛の喜びを楽しんでいたことを考えると、やはり現代でも手紙文化を大切にしたいなぁーと感じます。当時、手紙を受け取った側もそこに込められた深い意味を即座に理解し、また相手に気の利いた返信をしたためたわけで、雅なようなコワイような雰囲気だったと思います。当時もやはり「KY」みたいな人がいたんでしょうか(笑)。

 こういう展覧会を見ていつも感じることは、やはり墨で書いた線質のいい手書き文字はいいなということです。さまざまな種類の写本も展示されていて、もし写本で源氏物語をそのまま読めたら、また違った感覚になるのかなーとも思います。

 写本とは、人が手書きで源氏物語を写した本のことです。版の技術が発達する江戸時代以前は、全て本は筆と墨によって書かれたものでした。

 源氏物語でのこる最も古い写本は、鎌倉時代に藤原定家が写した一部らしいです。今回、北条実時奥書で54帖全てが揃った写本も、蒔絵の箱と共に見ることができました。

 今では図書館で複写許可を得てすぐに部分をコピーできますが、昔は手書きで出来るだけ速く書き写していたわけなので、どれをみても線質が生き生きとして、崩し方や連綿(文字と文字をつなげる)も合理的で美しいかぎりですね。今日は長時間目の保養になりました。








ねいらくあん
| 手作り住所印のお店「寧洛菴」中谷和玄 | 10:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
Comment








Trackback

Calendar

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28      
<< February 2010 >>

Profile

手作り住所印のお店「寧洛菴」

手作り住所印のお店「寧洛庵」はこちら
あなだだけのオリジナル住所印をお作りします。

「寧洛菴」は、日本で唯一の篆刻住所印専門店です。

お届けまでの日数は、現在約40日間いただいております。

Category

Entry

Archives

Search

Comment

Trackback

Link

     

amazon

Feed

Others

無料ブログ作成サービス JUGEM

Mobile

qrcode

Sponsored Links